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スキーを始めたいけど必要な物が分からない...

八甲田スキー場山頂

スキーを始めたいけど、最初に何を買い揃えれば良いか分からないって人は結構居るんじゃないでしょうか?このページでは、そんな人達のために「スキーを始めるならコレを買え!」と言う最低限必要な物を紹介します。

しかし、スキー板にせよスキーブーツにせよ、沢山のメーカーから沢山の種類が発売されています。それらの中から自分に適した物を選ぶと言う事は、スキーを始めようとしている人達にはハードルが高い事だと思います。それら必須アイテムを選ぶ上での注意点や選び方もアドバイスしますね。

最低限必要な物をリスト化すると...

分かりやすいように「これだけは絶対に必要な物」をリスト化してましょうか。

  • スキー板・ストック・スキーブーツ(3点セット)
  • ニット帽・ゴーグル・フェイスマスク
  • スキーウェア・ミッドレイヤー・インナー
  • スキー用靴下
  • スキー用グローブ
  • チケットホルダー

こんな感じでしょうかね。
最初に言っちゃいますが、スキー場に行けばインナーと靴下以外は全部レンタルで済ませる事も出来ます。
しかし、何度もレンタルするくらいなら、いっそ安い物を買い揃えちゃった方が安く済んじゃうんです。
と言う事で、ここからは必須アイテムを買う時の選び方を簡単ではありますが説明させてもらいます。
「安く買う方法」ではなく「買う時の選び方」ですので悪しからず...。

スキー3点セットの選び方

スキー板の選び方

言うまでもなく絶対に必要な物がスキー板です。
最近ではサイドカーブと言う「くびれ」が付いたカービングスキーが主流です。
トップとテールがボンッ!センターがキュッ!となっていて「ボンッ!キュッ!ボン!」が大きいグラマーな板ほどターンがしやすくなっています。
板を傾けると、ボンッ部分が雪面に食い込み板が弓の様にたわむ事によって簡単にターンが出来るんです。

そのグラマー指数が「R」です。
このRの数値が小さくなればグラマーに、大きければ寸胴になります。
ショートターン用はR12〜R14くらい、ロングターン用はR18以上、オールマイティ用はR15〜R17が基準です。
初心者はR15前後の板を買えば間違いないと思います。

板によって硬さ(フレックス)も違います。
一般的に硬い板が上級者向けで柔らかい板が初心者向けになります。
柔らかい板はたわみやすくエッジが雪面に食い込みやすいですが、高速になると板が暴れやすくなります。
初心者は高速で滑る事は無いので柔らかい板を選びましょう。

板の長さですが、長い板は高速でのロングターンに適していて短い板はショートターンに適しています。
初心者は扱いやすい短い板をオススメします。
自分の身長と同じくらいかちょっと短いくらいが良いと思います。

スキーブーツの選び方

スキーブーツは、出来るだけ長い時間履き続けて店内をウロウロ歩いてみましょう。
そうすると意外な所が痛くなったりフィット感が変わってきたりすると思います。
最低でも10分間は履き続け、それでも違和感を感じない物を買いましょう。

ブーツのインナーには厚い物と薄い物があります。
インナーが薄いとクイックさは増しますが足先がとっても冷えます。
初心者はシェルが柔らかくインナーが厚い物を買いましょう。

ストックの選び方

ストックの選び方ですが、下の雪だるまみたいにストックの傘部分を持ちヒジが直角になるくらいの長さがベストです。
カービングスキーになってからは、直角よりも多少短い方が良いんじゃね?的な話も聞くので、上達してからの事を考えると、もうちょっと短くても良いかもしれませんね。

ストック雪だるま

ストックの材質にはスチールとカーボンがあり、太い物がスチール、細い物カーボンです。
スチール製は安価ですが曲がりやすく折れやすいです。
カーボン製は高価ですがしなやかで折れにくいです。
細いけど1万円弱の物は芯がスチールでカーボンを巻いた物だと思います。

値段重視で揃えたいならばスチール製の安物でも全く問題ありません。
ぶっちゃけストックはデザインなど見栄えに拘らなければ何でも良いと思います。大事なのは身長にあった長さです。

何を着て滑れば寒くないの?

続きまして、スキーウェアについて説明します。
実は、俺はスキーウェアを着て滑っていません。山登りとかで着るアウトドアウェアを着て滑っているんです。
スキーウェアと違って中綿が入っていませんが、その分インナーを着こむので、気温に応じでインナーを脱ぎ着する事で体温調整をする事が出来るメリットがあります。
と言う訳で、今回はアウトドアウェアを着て滑る時は、中に何を着て滑ってるかを紹介します。

インナーはスポーツ用を着よう

インナー

インナーは保温性を保つための重要なポイントです。
TシャツやロンTではなく、体にピッタリ密着したウィンタースポーツ用のインナーを着ましょう。
保温性だけじゃなく汗の吸湿性も違うので快適に滑る事が出来ます。
下半身もジャージやジーパンなどの普通のズボンではなくタイツを履きましょう。
ズボンを履くよりも遥かに暖かいですよ。

真冬や北海道などの極寒の地に行く場合は、タイツの上にハーフパンツを履くとさらに暖かいです。
長ズボンを履くとブーツの中で当たって痛くなってしまいますが、ハーフパンツなら膝上までなので邪魔にならない上に、太腿を暖めるだけで暖かさが全く違うので寒がりさんにオススメです。

個人的にウィンタースポーツ専用品を強く勧めるのが靴下です。
滑ってる時は、想像以上に足の裏に汗をかきます。
普通の靴下を履いていると、汗を吸収しきれずブーツの中で足が滑ってしまいます。
第一、極寒のスキー場で足が汗で濡れたら凍傷になっちゃいます。
靴下だけは多少高くてもウィンタースポーツ専用品を買う事を強く進めます。

ミッドレイヤーはウインドストッパーを

ミッドレイヤー

インナーの上に着るミッドレイヤー選びも重要です。
保温性のあるウインドストッパーを着るのが理想ですが、有名アウトドアメーカーのミッドレイヤーは2万円以上の値段が普通です。これからスキーを始めようとしている人にはハードルが高すぎですよね。
そんな人にお勧めなのがダウンジャケットです。

最近は、ユニクロなどのファストファッションブランドから1万円以下のダウンジャケットが発売されていますよね。
それで十分です。
俺は、インナーの上にロングTシャツを1枚着て、その上にユニクロのダウンジャケットを着ています。
トレーナーを着るよりも軽くて保温性もあり風も通しません。

アウターは撥水性重視で選ぼう

アウター

アウターは保温性よりも防水性を重視して選びましょう。
インナーとミッドレイヤーで保温して、アウターで雪が浸透するのを防ぐイメージですね。

理想はゴアテックスと言う撥水性に優れた素材のジャケットですが、ゴアテックスのジャケットは上だけで5万円は珍しくありません。
気合が入った人は買っても後悔は無いとは思いますが、とりあえず...と言う人は山登り用のレインウェアでも大丈夫です。
お洒落なレインウェアを買っとけば、街にお出掛けする時も着れるので一石二鳥ですよ。

まとめるとこーなる

まとめ画像

画像でまとめるとこんな感じですね。
これでも凍えるほど寒いって事は無いと思いますが、寒かったらインナーの上に厚手のトレーナーを着てからミッドレイヤーを着るなど、重ね着してください。
んで、暑くなったら1枚脱げば良いんです。

帽子とかゴーグルなどの小物について

その他のアイテム

ニット帽で耳も保護しよう

頭はキャップよりもニット帽の方が耳がスッポリと覆われるので遥かに暖かいです。
耳当ての付いた帽子もありますが、ニット帽は2千円くらいで買えるので、よっぽどの拘りが無い限りニット帽を薦めます。

サングラスよりもゴーグルを使おう

晴れた日は紫外線から目を守り、吹雪の日は雪と風から目を守ってくれます。
サングラスを掛けたダンディーな人も見かけますが、性能面でも転倒した時の安全面でもゴーグルを薦めます。

フェイスマスクで紫外線と吹雪からお肌をガード

吹雪の日は鼻や頬が凍傷になるんじゃないかと言うくらいカッチカチに冷えます。
晴れた日も雪焼け予防に付けておくと良いでしょう。
女性は、ニット帽、ゴーグル、フェイスマスクのフル装備で、性別と年齢が全く分からないくらいの人も多いですよ。

ボーダーは2本指のグローブでも大丈夫ですが、スキーはブーツのバックルやストックなど指が使えないと不自由する事が多いので、指が分かれたタイプのグローブを買いましょう。
手も足同様、大量の汗をかきます。
革製のグローブは洗濯不可の事が多いので、グローブの中にインナー手袋を1枚装着すると洗濯も簡単で汗も染みません。

リフト券ホルダーも忘れずに

忘れちゃいけないのがリフト券ホルダーです。
コレがないとリフトやゴンドラに乗る時に、一回一回ポケットからリフト券を出さなければいけません。
二の腕にはめる単純な物はスキー場の売店で数百円で売っているので、現地調達でも大丈夫だと思います。

初めてのスキー 必要な物まとめ

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どーでしょーか?
最低限必要な物が沢山あってメッチャお金が掛かっちゃいそうでしょ?
ハッキリ言ってお金かかりますよ。
良い物揃えようと思うと、軽く30万とか40万とか掛かっちゃいます。

でも、最初から良い物って必要でしょうか?
スポーツ量販店ではスキー3点セットが3万円〜5万円くらいで買えるし、ウェアも上下セットで1万円てのもあったりします。
インナーはユニクロで揃えればそんなにお金は掛かりません。
ひと通り安物で揃えてからハマりそうだったらチョットずつ良い物に買い換えていけば良いんです。

寒いからってお部屋に篭ってないでウィンタースポーツを楽しみましょう。
雪山から見る絶景は最高ですよ!