午後2時30分頃にベルンに到着。
このままの足でバラ公園と言う、ベルン旧市街を一望出来る小高い丘へと向かった。
天気は上々。
雲一つ無い青空が広がっているのだが、そのせいでベルン旧市街方面は思いっきり逆光。
写真を撮ると思いっきり白飛びか黒つぶれが起きちゃいそうな予感。
世界遺産の街並みを綺麗に撮影できるべか…。
旧市街を見下ろせるバラ公園の遊歩道に行ってみると、やはり全力で逆光。
試しに絞り優先モードで撮影してみた。
駄目。
空に合わせると白飛び、街並みに合わせると黒つぶれ。
これは駄目だ。
嫁さんや他のツアー客は撮影を諦めてたっけ。
しかし、俺は諦めない。
Nikon D7000の機能をフル活用し、撮影にチャレンジ。
「アクティブD-ライティング」と言う、機械的に白飛びと黒つぶれをバランス良く解消してくれる機能を強めに設定。
やり過ぎるとノペッとしちゃうから程々に。
後は試し撮りをしながらマニュアルで絞りとシャッタースピードを何度も変更。
その成果がこれ。
どうでしょう?
なんとか見れるようになったでしょ?
これでも満足しないといけないくらい逆光が酷かったんだよ。
バラ公園に来るなら午前中が良いと思います。
逆光のせいで街並みのディテールは良く見えないけど、非常に綺麗な街並みなのが見て取れる。
その街を流れるアーレ川もいい味を出している。
これからあの街を散策する予定。
スゲー楽しみだ。
ベルン旧市街に入る前に、バラ公園の下にあるクマ公園に立ち寄った。
ベルンという名前はドイツ語で熊と言う意味の「Bär」から来ているらしく、街の象徴みたいな存在らしい。
が、俺は熊よりもそこから見た旧市街の方に目が行っちゃった。
バラ公園よりも視点が低いため逆光がさほどキツくなく、さっきよりも綺麗に街並みが見えた。
あ〜良い眺めだなぁ〜。
クマ公園の近くを流れるアーレ川に架かる橋に行ってみた。
ニーデック橋と言う名前らしいが、ここからの眺めも最高だった。
川岸ギリギリに建つ可愛い家々、斜面の緑に囲まれた家々、全てが素敵だ。
これが実際に人が住んでいる街だと言うから凄いよね。
クマ公園を後にし、いよいよベルン旧市街散策へ。
最初は団体行動でバラ公園からも見えた大聖堂を見に行った。
残念ながら上部は工事中で足場とシートで覆われていて本来の姿を見る事は出来なかったが、遠くから見ても大きかった大聖堂を足元から見ると、その巨大さは圧倒的で驚いちゃったよ。
次に行ったのが時計台。
この時計台はなかなか有名な時計台らしく、最近故障して動かなくなっていたのだが、俺らが来た前日に修理が終わり動く様になったとスイスの全国放送でニュースになったらしい。
10分ほど時計台の周りで待機。
そして16時。
無反応。
直ってなかったらしい(笑)。
添乗員さん曰く「外国では良くある事」らしい…。
肩透かしを食らった後は約1時間の自由行動に。
俺らは買物はせず街をプラプラ散策して見ることに。
ベルンは街自体が世界遺産と言うだけあって、とにかく綺麗な街なんだわ。
そのゴシック様式の綺麗な街並みを、真っ赤なトロリーバスが走ってるんだよ。
なんでも、排ガス規制で観光バスや車は街中に乗り入れる事が出来ないらしい。
その為、車もあまり走ってないので安心して街中を散策できるんだよね。
不便さもあるだろうけど、車が少ない事によって環境も景観も守られるし、とても良い事だと思うよ。
野菜やソーセージが売っている露天市場を見学しながら歩いていると、連邦議会議事堂と言うベルンのシンボルがある広場に辿り着いた。
連邦議会議事堂の前は広場になっていて、地面から直接水が出てくるタイプの噴水になっていた。
その噴水で異様にハシャグ一匹の犬。
それを見守る大勢の観光客。
平和だなぁ(笑)。
連邦議会議事堂の後ろは展望スペースになっていて、そこからは快晴の青空をバックに雄大なアルプス山脈が顔を出していた。
遠くには雪化粧のアルプス山脈、眼下には青々とした緑と可愛い建物。
ここ、スッゲー良い眺めだわ。
遠くから見るアルプス山脈にウットリしているが、明日はあそこに行くんだよ。
アイガー・メンヒ・ユングフラウ。
目の前に高い三連峰がみえるけど、あれがそうなのかな?
標高4,000メートルのヨーロッパ最高峰だ。
頼むから今日みたいな快晴であってくれ。
ガスに包まれ真っ白な世界なんて嫌だ。
天気の神様に祈りながらアルプスの山々を眺めてたよ。
これにてベルン観光も終了。
期待通りのとても綺麗な街だったよ。
その後、この日の宿泊地であるインターラーケンへバス移動だ。
インターラーケンへの道中、バスの車窓からアルプス山脈の山々が綺麗に見えた。
凄い…綺麗…。
ベルンで見た時よりも接近してるだけあって山肌もハッキリ見える。
富士山も見た事無いのに、明日は4,000メートルのアルプスだ。
本当にお願いだから明日は晴れてくれ。
心から祈りつつバスの中でガッツリ仮眠した(笑)。