ノイシュバンシュタイン城ナイトツアー

宿泊地フュッセンへバスで5時間の長距離移動

ユングフラウヨッホ観光が終わり、これでスイスともサヨウナラ。
ここからドイツに向かって約5時間のバス移動だ。
道中、車窓の外には沢山の滝が流れてるのが見えた。
こっちの山は岩山が多いから滝も多いんだろうね。

途中、小さなサービスエリアで休憩をとった。
前にも書いたが、ヨーロッパのバスの運転手は、何時間置きに何分以上の休憩を入れなければならないとか、何時間以上続けて運転してはならいないとか厳しい規則がある。
当然、観光客のトイレ休憩という意味もあるが、その規則を守る為に休憩を挟まなければいけないのだ。
今回休憩に使ったサービスエリアは、添乗員さんと運転手さんの意思疎通が上手く行かず、とりあえずトイレだけは沢山あると言う小さなサービスエリア。
添乗員的には、トイレが沢山あって施設もしっかりしてる所をお願いしたらしいが、トイレが沢山と言う所だけを重視されちゃったみたい(笑)。

でも、個人的にはこのサービスエリアはアタリだったな。
観光客向けのサービスエリアじゃないから地元臭がプンプンして、ドイツ人の生活に触れた様な気がしたよ。
俺は瓶ビールとウィンナーを注文。
本当はホットドッグのはずだったんだけど、店員のオッチャンが「パンが無くなっちゃったから代わりに余ってるウィンナーを2本やるからそれで良いか?」って事で素ウィンナーが2本になった(笑)。
サービスエリアの飲食スペースで、地元のドイツ人に混じって日本人だけのプチ宴を開催。
雰囲気ドーピングもあるんだろうけど、ビールもウィンナーも本当に美味しかった。
ひょっとしたら、この旅行で食べた物で一番美味しく感じたかもしれない。
やっぱ味覚には場の雰囲気も大事なんだね。


ノイシュバンシュタイン城ナイトツアー

バスを走らせる事、約5時間。
20時過ぎにホテルに到着。
フュッセンにあるEURO PARK(ユーロパーク)と言うホテルだ。
到着後、即晩ご飯。
ウィンナーとビールと言う、俺がサービスエリアで食べた物と全く同じ物で食欲無し(笑)。
バイキング形式だったけど、軽いバス酔いもあってあまり食べれませんでした。

食事中に添乗員さんから「ホテル主催のノイシュバンシュタイン城ナイトツアーがあるけど参加したい人はフロントへどーぞ」とお知らせがあった。
参加費は1人500円と言う事で、参加して見る事にした。
時間になりフロントへ向かうと、参加者は俺らを入れて8人。
ライトバンに乗り込み、ノイシュバンシュタイン城ナイトツアーに出発。

運転手は「いかにも」ドイツ人って感じの割腹の良いおっちゃん。
そのおっちゃんが運転する車が最初に向かったのはホーエンシュバンガウ城。
ホーエンシュバンガウ城はノイシュバンシュタイン城を作ったルートヴィヒ2世の父親であるマクシミリアン2世が改築したお城らしい。
全くノーマークだったホーエンシュバンガウ城だが、なかなか格好良いお城じゃないか。
本当にドラクエっぽい城だったよ。

次に向かったのはメインイベントであるノイシュバンシュタイン城。
肉眼で見ると、ライトアップされたノイシュバンシュタイン城はとても綺麗で、白鳥城とも言われる美しいシルエットを確認する事が出来たよ。
がしかし、ノイシュバンシュタイン城は山の上にある為、デジカメで撮影すると豆粒にしか映らない。
かと言って、望遠にすると手ブレるし、オートで撮ると感度が上がってノイズが入っちゃたり、露光時間が長くなっちゃってお城が白飛びしちゃうしで、コンデジを使っていた他のツアー参加者は悪戦苦闘。
俺はNikon D7000と言う素晴らしいデジタル一眼レフのマニュアル設定をフル活用し、なんとか撮影に成功。
良い感じの写真を撮る事が出来ました。

続いて訪れたのは、ライトアップされたフュッセン市博物館を見る事が出来る橋の上。
フュッセン市博物館も綺麗なんだけど、その反対側の家並もいい感じだったな。
多分こっちでは何の変哲もない様な家並みなんだろうけど、日本人からすると絵本や映画の物語の中に紛れ込んだかの様な気持ちになるんだよね。
こっちの人が日本に来て、雑踏とした街並みを見ても同じ事を思うんだろうかね。

これにてナイトツアー終了。
ツアー旅行だとなかなか見る事の出来ない夜のノイシュバンシュタイン城やホーエンシュバンガウ城を見る事が出来て、大満足のナイトツアーでした。
これで500円だったらお得なもんだと思います。

明日は、いよいよノイシュバンシュタイン城とヴィース教会の見学です。
楽しみだぁ〜。