濃霧の白鳥城 ノイシュバンシュタイン城

ノイシュバンシュタイン城へは専用バスで移動

10月13日(6日目)。
この日は、ノイシュバンシュタイン城とヴィース教会を見学し、宿泊地であるローテンブルクへ移動する予定です。

ホテルを出発し、向かったのはノイシュバンシュタイン城では無くバス乗り場。
ノイシュバンシュタイン城は山の上にある為、車やバスでは行く事が出来ず、専用のシャトルバスで中腹まで行き、そこから歩いてお城まで行くとの事。
バス停からは、昨日のナイトツアーで見たホーエンシュバンガウ城とノイシュバンシュタイン城がみえた。
ノイシュバンシュタイン城って見る角度次第では結構貧相に見えるなぁ〜とか思ってしまった。
写真二枚目がそうなんだけど、正面から見ると細長くてあまり格好良くないよね(笑)。


ノイシュバンシュタイン城の絶景スポット マリエン橋

マリエン橋

山の中腹でバスから降りて、そのままノイシュバンシュタイン城に向かうのではなく、最初に行ったのはマリエン橋と言うノイシュバンシュタイン城が一番綺麗に見える絶景スポットでした。
テレビやネットなどで良く見るノイシュバンシュタイン城は、大概この橋から撮影した物だと思います。

マリエン橋に着いてみて驚いたのが、マリエン橋からの絶景にでは無く想像よりも遥かに小さいマリエン橋にでした。
てっきり、ノイシュバンシュタイン城に向かうバスが通る様な大きな橋で、橋に車を停める事が出来ないから歩いて行くんだろうとばかり思ってました。
実際は大人二人がすれ違うのがやっとなくらい小さな橋で床は木製だったりします。
しかも、橋の下は高さ90mの渓谷です。
高所恐怖症の人は橋の上に来る事を躊躇してしまいそうな橋でした。

そんなマリエン橋ですが、ここからの眺めは流石に絶景。
テレビ、雑誌、ネットなどでよく見る、あのアングルのノイシュバンシュタイン城が目の前に現れました。

すげー綺麗。
やっぱ、ノイシュバンシュタイン城はこのアングルが一番綺麗だわ。
天気が悪くて霧が出ているのも逆にムードがあって乙な感じ。
俺だけじゃなく、いろんな国から来ているであろう大勢の観光客が夢中に写真を撮りまくってたよ。
ただ、霧のせいでノイシュバンシュタイン城の背後に広がる田園風景と湖が全く見えなくて、遠近感が無いのがちょっと残念だったなぁ。
うっすらでも後ろに広がる田園風景が見えたら、もっと綺麗な風景だったんだろうな。

マリエン橋を後にし、ノイシュバンシュタイン城まで徒歩で移動することに。
そんなに厳しいアップダウンでは無いんだけど、10分位は歩いたかなぁ。
でも、道中濃霧の向こうにホーエンシュバンガウ城やアルプ湖が見えたり、ノイシュバンシュタイン城がどんどん大きく見えて来たりと、楽しい散歩だったよ。
歩道は緑の木々に囲まれてる上に霧が出てたから空気が美味しかったんだな。

ノイシュバンシュタイン城に入城

遊歩道からの絶景を楽しみつつ、ノイシュバンシュタイン城に到着。
ノイシュバンシュタイン城も、入城出来る人数が時間によって管理されていて、自分達の団体が入れる時間になるまで正門前で待つ事になる。
時間になるまで、正門の中で雨宿りをしつつお城の写真をパシャパシャ撮って暇つぶし。
ノイシュバンシュタイン城に実際に来るまで知らなかったけど、お城には壁画が描かれているんだね。
騎馬に乗った騎士と、イエスキリストと天使かな?
実際に来ないと見れない物に気がつくと嬉しくなるね(笑)。

ようやっと俺らが入れる時間になり、ノイシュバンシュタイン城に入城。
ノイシュバンシュタイン城って、マリエン橋からの写真はよく見るけど、内部の写真って見た事なかったんだよね〜。
楽しみだ〜とウキウキだったのだが、添乗員さんから衝撃の言葉が…。

「ノイシュバンシュタイン城の城内は撮影禁止なので、絶対に写真を撮らないでくださいね〜。」

マジでか…orz
どうりで城内の写真を見た事が無いわけだ。
撮影が禁止されてるんじゃ見れるわけがないわな…。
なんでも、城内から外の景色を撮るのは問題無いらしいのだが、城内を撮影するのは禁止らしい。
残念。

ノイシュバンシュタイン城の城内から撮った写真

ノイシュバンシュタイン城の城内はね、ベルサイユ宮殿の様な豪華な部屋があったり、何故か鍾乳洞がある洞窟みたいな部屋があったりと、なかなかミステリアスなお城でした。
なんでも、ノイシュバンシュタイン城を作ったルートヴィヒ2世は狂王とも呼ばれているみたいで、ちょっと頭のオカシナ王様だったみたいです。
う〜ん、ノイシュバンシュタイン城の綺麗なイメージを壊したくない人は、お城のバックグラウンドは知らない方が良いかもね(笑)。
左の写真は、ノイシュバンシュタイン城の城内から撮った唯一の写真です。
これじゃ、なんの雰囲気も伝わらないけど、無いよりはマシだろうからアップします(笑)。

ノイシュバンシュタイン城ツアーが終了し、麓にある日本人向けのお土産屋さんでショッピング。
そこは店員さんのほとんどが日本人な上に、品揃えも良くてなんでも買える感じでした。
日本人ツアー客御用達だからといって馬鹿に出来ない感じのお店でしたよ。

レストランでランチ後にハプニングが…

ノイシュバンシュタイン城を後にし、ホプフェン湖(Hopfensee)のほとりにあるレストランでランチを食べた。
このレストランは「Hotel Am Hopfensee」と言うお店で、基本的にはホテルらしい。
ここからの眺めは絶景で、ホプフェン湖の穏やかな湖面を眺めながら食事が出来たよ。

次の目的地なんですが、実は俺が一番楽しみにしていた場所なんです。
ヴィース教会と言うヴィース(牧場)の中にある教会なんですが、外見はいたって地味な教会なんです。
でも、一歩中に入ると…凄いんです。
ようやっとヴィース教会に行けるぞぉぉぉ〜テンション上がるぅぅぅ〜なんて思ってたら、この旅行最大のハプニングが発生。
待てども待てどもバスが来ないではないか。
事故ったか?
迷ったか?
はて?と思い、添乗員さんが様子を見に行った方向に言ってみると…

バスの前と後ろを車がブロック。
結果、当然ながらバス出れない。
なんじゃこりゃ〜!!

待ってもバスが来ないわけだよ。
これじゃ〜誰がドライバーでもバス出せないわ。
なんでこんな事になったんだと添乗員さんに話を聞いてみると、この駐車場は公共の駐車場なので、観光バスを停める事自体はなんら問題は無いのだが、この駐車場の横にあるレストランの店長が、

「そこにバス停めんなや(゚Д゚)ゴルァ!!」
「俺のレストランが車道から見えねーじゃねーか(゚Д゚)ゴルァ!!」

と、無茶苦茶事言い出して怒り出したのだが、俺らのバスのドライバー「ウォルフガングさん」もなかなか頑固な方だったらしく、一歩も引かなかったらしい。
まぁ、ウォルフガングさんは何も悪い事ないんで引く必要は無いのだが、お互い一歩も引かなかった結果、激怒した店長さんがとった行動が上の写真の通りの通せんぼ作戦だったのだ。
なんとも身勝手で迷惑ま嫌がらせだろうか…。
これじゃ〜行きたかったヴィース教会に行けないではないか!

添乗員さん曰く、「警察呼んだからもうちょっとすれば解決すると思うので、しばしお待ち下さい…orz」との事。
その間、完全に待ちぼうけを食らった俺らはと言うと…

楽しんでました(笑)。
ホプフェン湖の写真を撮ったり、レストランの隣にあったアイス屋さんでアイクリームを食べたり。
このアイクリーム美味しかったなぁ(笑)。
そうこうしている間に警察官到着。
あっという間に車を退けさせバス到着。
無事、ヴィース教会に出発する事が出来ました。
添乗員さん曰く、あの店長さんは行政から何らかの処分をされる事でしょうとの事。
そりゃそうだヽ(`Д´)ノプンプン