セーヌ川クルーズとエッフェル塔

運ちゃんからのプレゼント エッフェル塔撮影タイム

お土産屋さんで買い物を済ませ、次の目的地はパリの街中を流れるセーヌ川。
パリ観光の定番セーヌ川クルーズだ。
船着場はエッフェル塔の足元にあるらしく、再びそこまでバス移動。
バスに揺られる事、数十分。
目の前にエッフェル塔が見えてきた。
すると、添乗員さんから嬉しいお知らせ。

「運転手さんのご好意で、エッフェル塔を写真撮影する時間を頂きました〜。」

なんでも、「せっかくパリに来たんだからエッフェル塔の写真くらい撮っときな。俺は待っててやっからよ。」的な感じだったみたいだ。
ヨーロッパでは労働者の労働規約が大変厳しく、残業NG、長時間運転禁止、5連勤以上禁止など規約が大変多いらしい。
なので、この好意は添乗員的にも想定外だったみたいだ。
エッフェル塔が綺麗に見える絶景スポットらしい公園みたいな所でバスが停まり、約10分の写真撮影タイムだ。

ちょっとずつ接近しながら写真撮影。
ここはトロカデロ広場と言うらしく、エッフェル塔を綺麗に写真に撮れるスポットだ。
広場では黒人ダンサーがダンスパフォーマンスをしていたり、観光客が思い思いにエッフェル塔の写真を撮影していたよ。

いや〜エッフェル塔って綺麗だね〜。
東京タワーと違って品がある(失敬)。
エッフェル塔が東京にあっても存在感は出ないと思うが、条例で整備されたパリの街中ではピカイチの存在感。
いや〜格好良いわぁ〜。


川面から見たパリの街並 セーヌ川クルーズ

エッフェル塔

トロカデロ広場を出発し、数分でセーヌ川クルーズの船着場に到着。
到着してビックリ。
エッフェル塔の真下じゃないか。
最初、エッフェル塔はバスの車窓から眺めるだけでまともに見れないもんだと思っていたのにね。
トロカデロ広場から見るエッフェル塔は全貌が見れて良かったけど、足元から見上げるエッフェル塔も綺麗だね。
足元に建物が無いし、色もウルトラマンじゃない。
こんなに素敵な塔なのに、建設当時はパリ市民から大バッシングがあったんだって。
「なんて物をパリの街中に作るんだ!」って。
それが今じゃパリの象徴だもん。
分からんもんだよね。

添乗員さんからチケットを貰い、俺らが乗る船へと乗船。
船の前方にはアクリルの窓と屋根が付いているが、後方の席はオープンになっていて視界を妨げる物がない。
俺らは当然、後方の席へ。
しかし、後方の席は外国人(ここでは俺が外国人だが)が占拠していて椅子が開いていない。
しょうがないから脇の通路で立ち見をする事にした。
お客さんの乗船が完了しセーヌ川クルーズがスタート。

船が動き出すと、セーヌ川の両岸には次から次へと美しい建築物が、頭上には個性的で美しい橋が現れた。
ブルボン宮、アレクサンドル3世橋、ノートルダム大聖堂、芸術橋、オルセー美術館などなど。
座席の脇には各国言語でガイドが聞けるクソ重たい受話器が設置されているのだが、そんなの聞いてちゃ追いつかないくらい次から次へと歴史的な建築物が通りすぎてゆく。
だから、どの建物が何なのか良く理解できなかった(笑)。
ただただ「凄いなぁ…」「綺麗だなぁ…」と思うばかり。だったさ。

また同じ事を言うけど、セーヌ川クルーズも大して期待してなかったんだよね(笑)。
川面から見るよりも街中を歩いた方が良いじゃんって思ってた。
でも、セーヌ川の川面から見るパリの街並みはとても綺麗で時間を忘れて楽しんじゃったよ。
今日は良い意味で裏切られまくった一日だったな。

夕暮れのエッフェル塔

セーヌ川クルーズが終わり船着場に戻った時には日も陰り、エッフェル塔がライトアップされる直前だった。
帰国してからネット調べたら、夜のセーヌ川クルーズもパリの夜景を楽しめて良いみたいだね。
死ぬまでにもう一度パリに来ることがあったら、今度はナイトクルーズをしてみたいね。

ディナーはビーフとマッシュポテト

セーヌ川クルーズが終わり、夕御飯を食べにパリ市内のレストランへ移動。
道中、夜のパリの街を車窓から見ていたが、日本料理のお店が非常に多いことに驚いた。
寿司、うどん、ラーメンなどなど。
「JAPONAIS」の看板が本当に沢山。
これには本当に驚いた。
フランスでは日本の物が人気があるとマスコミを通じて耳には入っていたが、どうせ大袈裟に言ってるだけだろうと思ってた。
ところがどっこい。
あっちゃこっちゃで「JAPONAIS」。
ホテルでテレビを付けたら「BLEACH」もやってたし。
フランスでは本当に日本文化が定着している印象を受けたよ。

夕食を食べるレストランに到着。
風船や電球でキラキラに装飾された店内がキャバレーみたいだった(笑)。
メニューは、ほうれん草のスープ、パン、ビーフ料理とマッシュポテト、チョコレートクリーム。
まぁ、不味くはなかったけど、極端に美味しいわけでもなかったな。
普通に食べれる味だよねって感じ。
ランチの時にも書いたけど、ヨーロッパ周遊旅行にしては安めのプランなもんで、やっぱりホテルと飯は必要最低限なんだな。
ホテルのそばに「JAPONAIS」が無かったから行かなかったけど、近くに「JAPONAIS」があったらラーメンとか食べに行っちゃってたかもね。

ライトアップされたエッフェル塔

ディナーも食べて、後はホテルに戻ってこの日は終了だったんだけど、再びバスの運転手さんからの贈り物が。
「せっかくだからライトアップされたエッフェル塔を見てったらどうだ?」
との事。
マジでか!
これは嬉しい!
当然、みんな反対すること無くエッフェル塔に寄り道してからホテルに戻る事になった。

撮影スポットに到着。
いやいや、息を飲んだね。
スッゴイ綺麗!
派手過ぎないオレンジ色の間接照明に照らされたエッフェル塔は、歴史あるパリの街並みにあっても違和感を一切感じなかった。
巷では青色発光ダイオードによるライトアップが流行っているけど、俺はおのオレンジ色の優しい照明の方が好きだなぁ。
とっても暖かい印象を受けるライトアップだったよ。

最初の予定ではバスの車窓からしか見る予定が無かったエッフェル塔だけど、気の利くバスの運転手さんのお陰でガッツリ堪能する事が出来ました。
バスの運転手さんには心より感謝してます。
メルシー♪

これにて本日の予定が終了。
非常に充実した一日でした。
あまり期待していなかったパリ市内観光だけど、良い意味で裏切られまくった一日でした。
ルーヴル美術館もベルサイユ宮殿もセーヌ川クルーズも、全てが新鮮で刺激的な所でした。

明日の予定は念願のモン・サン・ミッシェル。
昔からずっと行ってみたいと思い続けていた所だ。
片道4時間以上のバス移動はしんどいが、モン・サン・ミッシェルに行けるなら苦にならないはず。
楽しみだ♪