豪華絢爛ベルサイユ宮殿

金に輝くベルサイユ宮殿

30分程バスを走らせベルサイユ宮殿に到着。
流石に混んでる。
駐車場には大型バスが沢山停まっていたよ。
ベルサイユ宮殿もルーヴル美術館と同じで、団体さんは優先的に入場できる。
と言うか、事前に「何時何分に何人入る事が出来ます」と言った感じで予約を入れているらしい。
なので、早く着き過ぎちゃうと、その時間になるまで待ってなくちゃいけない。
逆に、遅れるとタイムオーバー残念でしたとなってしまうらしい。
俺らは若干早く着すぎてしまったらしく、時間になるまでベルサイユ宮殿周辺を自由散策する事になった。
添乗員さんはくどいくらい「何時何分までにココに集合して下さい!」と言ってた。
これに関しては適当なフランス人も融通は効かないらしく、遅れると本気で入場出来なくなるらしいのだ。
集合場所と集合時間をしっかり確認し、ベルサイユ宮殿の周りをウロウロしてみた。

すっごい綺麗だね。
金色に輝く門と柵、バロック様式の歴史ある建物。
これはスゴイや。

このセリフを言うのが何回目か分からないけど、ベルサイユ宮殿に関してもあんまり期待してなかったんだよね。
その考えはまたまた良い意味で覆されたよ。
まだ中に入ってないのに、外観を眺めてるだけで満足しちゃったよ。
でもね、金色に輝く門を間近で見てみたら、ベッタリペンキを塗った間全開でした…。
なんでも近くで見れば良いってもんじゃないみたいだね。

豪華絢爛ベルサイユ宮殿

集合時間になりいよいよ内部へ。
ここでもルーヴル美術館同様しっかり人数を確認され、さらにキッチリ時間になるまで廊下で待たされたよ。
フランスなのにしっかりしてるのね。

時間になり見学スタート。
の前に、添乗員さんからまたまたくどい位の注意が入った。
「ベルサイユ宮殿はスリのメッカです。絶対に荷物を背中で背負わず体の前に置いて、チャックやボタンを手で抑えていて下さい。」
ルーヴル美術館でも言われたが、今回はさらに語気を強めた言い方だ。
よっぽどスリが多いんだろうな…。

スリに合わないように気を引き締めつつ中に入ると、初っ端からビックリしちゃった。
「すっごい装飾!」
豪華絢爛と言う言葉がピッタリな内装。
壁の装飾に天井画、そして豪華なシャンデリア。
なにも装飾が施されていない場所が無いんだよ。
とにかく豪華。
ガイドさんの説明が耳に入らないくらい圧倒されちゃったよ。
「この部屋は●●の部屋で…」とか言ってたけど全く覚えてませんw

シャンデリアと鏡でキラキラしてた鏡の間

いろんな部屋を通過し、鏡の間に到着。
鏡の間とは、70メートル以上ある長い廊下の様な部屋で、沢山のシャンデリアと鏡で装飾された非常に綺麗な間だ。
なんでも、ここで即位式やベルサイユ条約の調印が行われたらしく、ベルサイユ宮殿の中でも非常に格式の高い部屋の様だ。
ベルサイユ宮殿を象徴する部屋と言う事もあり、入り口付近では沢山の観光客が写真を撮りまくっている。
俺も写真を撮ろうとしたが、どう撮っても沢山の人が入ってしまい綺麗に撮れない。
すると、ガイド用イヤホンを通じ添乗員さんから納得の一言が。
「入口で写真を撮る人は頭の弱い人。出口に行って振り返れば同じ光景で人が少ないのに、頭の弱い人は焦って入口で写真を撮ります。みなさん、慌てずに出口で写真を撮りましょうw」
納得。


マリー・アントワネットの寝室

鏡の間を後にし、次に着いたのは「マリー・アントワネットの寝室」だ。
マリー・アントワネットと言えば、フランス革命で死刑判決を言い渡され、ギロチンの刑で処刑された王妃だ。
まぁ、死刑判決に関しては冤罪と言うか、マリー・アントワネットを快く思わない人間達の策略説が有力らしいが、全く非が無かった訳でも無い様みたいで、結局のところ時代に翻弄された人って感じなのかなーって。

肝心の寝室だけど、一言で言えば「こんな所で寝れねーよ」って感じ。
薄ピンクの壁紙に豪華な装飾。
上には豪華なシャンデリアと天蓋。
天蓋にはカーテンが付いていて寝る時は閉めたらしいが、だったら最初からそのくらいの部屋で寝れば良いじゃんって思ったり。
ベルサイユ宮殿全体を見て感じたんだけど、結局の所、豪華過ぎる装飾は「金持ってますアピール」だったのかなって。
例え住んでて落ち着かない部屋であっても、そうする事によって「俺たちスゲーだろ」ってアピールして権力を知らしめてたんだろうね。

ベルサイユ宮殿 シャンデリア・コレクション

これにてベルサイユ宮殿の見学終了。
非常に大満足。
凱旋門然り、ルーヴル美術館然り、このベルサイユ宮殿も完全にナメてました^^;
本当に圧倒されっぱなしでした。

最後にベルサイユ宮殿シャンデリア・コレクションをどうぞ。

この灯りだけで見るベルサイユ宮殿の装飾はどう見えるんだろうね。
日本の仏像みたいに、蝋燭の灯りでこそ美しく見える様に計算されていたりもするのかもね。

あ、そうそう、残念なお知らせ。
添乗員さんがあれだけ「スリに気をつけろ!」と言っていたのにも関わらず、同じツアーに参加していたオジさんがスリに合っちゃいました。
鞄を後ろ向きに背負っていたらしいです。
俺かも注意喚起をしますが、ヨーロッパの観光名所では鞄は前向きにしてチャックを手で握っていましょう。
パスポートなどの貴重品はネックポーチに入れて服の中に吊るしましょう。
スリは確実に居ます。

提携店でお土産ショッピング

お土産屋さん

ベルサイユ宮殿を後にし、次に向かったのはJTBなどの旅行代理店と提携しているお土産屋さん。
スタッフも日本人で、このお店に来れば何でも揃ってます的なお店だ。
なんでも揃っている分、若干お高くなってる気がしたが、いろいろお店を徘徊して良い物、安い物を探す手間が省けると思えば安いもんかもね。

高級バッグや高級財布などのお高い物もあったり、10ユーロもしない様なお手軽なお土産もあったりと本当にお土産には困らない感じ。
俺は、ベルサイユ宮殿のリンゴ園で育ったリンゴを使ったキャンディーを購入。
一袋3〜5ユーロ位だったかな?
安くて分かりやすい。
バラマキ用土産はこうじゃなくっちゃね(笑)。