今期最強の寒波が襲来している日本列島ですが、盛岡も例外なく寒波にヤラれています。最低気温は-10度に迫り、関東とは違うパウダースノーとは言え、雪も短時間でドカッと積もる降り方をしています。
そんな中、今日の帰宅時にCX-5のラゲッジに常備していた脱出板が大活躍する事がありました。
[ad#more_ad]長い上り坂で大渋滞発生!
仕事が終わり帰路についていると、約1kmほど続く片側2車線の長い上り坂に差し掛かりました。すると、普段は渋滞するポイントじゃないのにメチャメチャ渋滞しているではないですか。先を見てみると、左車線にハザードを着けている車が5、6台停車しているじゃなですか。
「事故かな?」と思い、右車線に車線変更をして停車している車の横を通過すると、3、4人の男性が車を後ろから押していました。事故じゃなく、ツルツルに凍結した路面のせいで上り坂を登れなくなった車を助けている所だったんです。停まっていた車の半分は、スリップして動けなくなった車を助けている人の車だったんですね。
しかし、よく見るとタイヤの下にダンボールを敷いてるじゃないですか。アイスバーンでタイヤが滑るので敷いたんでしょうけど、ダンボールじゃ全く意味がありません。
俺はスキーヤーなんで、CX-5のラゲッジには脱出版を常備しています。だもんで、これは俺が行って助けてあげなくちゃいかんなと。
道路は大渋滞している上に、下手な所に車を停めるとミイラ取りがミイラになりそうな路面だったので、100mほど離れてしまいましたが、坂を登り切った所に車を停めて助けに行きました。
実際に足て歩いてみて驚いたんだけど、轍(わだち)のタイヤ跡の所が超絶にツルツルに凍っていました。こりゃ滑るわ…。
で、スリップして身動きできなくなっている車の所に到着。「脱出版を使いましょー」って言ったら「おぉ!」って歓声が上がった(笑)。大概の車がFFだと思っていたので前輪に脱出版をセットしたら「すみません!FRです!」と言われて驚いてしまった(笑)。
まともに脱出版を使ったの初めてだったんだけど、これ凄いね。アイスバーンにより1cmも前に進めなかった車がいとも簡単に前に進みます。そんな感じで4台救出しました。脱出板大活躍です!
ひとつ気になるのがね、俺と一緒にスリップしている車を助けてあげてた人達。彼らは動けなくなった車の後ろに自分の車を停めて救助活動をしてあげてたの。んで、助けた後、「お疲れっす!」と別れたんだけど、彼らはスリップすることなく発進できたのだろうか…。ミイラ取りがミイラになってなきゃ良いけど…。
備えあれば憂いなし!
安達紙器工業 雪道脱出具スグラ Snow Grabber |
と言う訳で、自分のために常備していた脱出板が他人のために使われ大活躍したのでした。脱出板は金属の重い物と言うイメージがあるかもしれませんが、俺の脱出板は紙でできている非常に軽い物なのですが、4台もの車を助けた後も破損すること無く原型を保っています。値段も2,000円程だったので、買っておいて損はないと思いますよ。
備えあれば憂いなし
10cm雪が積もっただけでパニックになる東京を嘲笑う北国の人間は多いけど、盛岡の人でさえ脱出板を持っていない人が多いんだなと思いました。スキー場に行く事が多い俺は、脱出板とスコップは必須アイテムだと思っていたんだけど、一般の人はそうじゃないのかな?
それに、スタッドレスタイヤを履いていても、路面状況次第ではこんなにも滑るんだなと、俺自身勉強になった1日でしたよ。備えあれば憂いなし。油断大敵。みなさんも冬用品に限らず最低限の装備は整えて運転しましょうね。