十和田市現代美術館

2010年06月01日 火曜日 00時56分

5月30日。
相方と青森県十和田市にある十和田市現代美術館に行ってきた。
十和田市現代美術館は、wikipediaによると『十和田市が推進するアートによる街づくりプロジェクト【Arts Towada(アーツ・トワダ)】の拠点施設として2008年4月26日に開館した現代美術館』らしい。

9時に盛岡を出発。
今回は高速道路を使わず、国道4号線をひたすら北上。
途中、『道の駅さんのへ』と『道の駅とわだ』でスタンプラリーのスタンプを押しつつ十和田市に到着。
確証が無いまま市内を走っていると、運良く十和田市現代美術館に到着(笑)。

十和田市現代美術館は、美術館内に入らなくてもArts Towadaと言う野外芸術文化ゾーン(要は屋外展示)があるので、まずはそっちを見る事にした。
ちなみにArts Towadaは美術館の周りにあるので、特に歩きまわる必要は無い。

最初に見たのは『ファット・ハウス』『ファット・カー』と言う、無駄な贅肉が付いた様な家と車のオブジェ。
ファットハウスの方は中にも入れる様になっている。
面白いがインパクトには欠けるかな。

次に見たのが、草間彌生の8点の彫刻。
いかにも草間彌生っぽい、黒い水玉模様の黄色いカボチャや、全身水玉模様の女の子とキノコと犬が、おもいッきり野ざらしで展示されている(笑)。
子供が抱きついたり乗ったりして遊んでたよ。
こう言う触れ合える美術品っていいよね。
カボチャの中には入る事が出来るが、中がどうなっているかは行って確かめてみて下さいな。

次に見たのは『Hypnotic Chamber』と言う、何て言って良いか良く分からない展示品。
これも中に入ることが出来るのだが、中も下の写真の様に魔人ブウの体内みたいな感じになっていて、そこにはモニターがあり、訳の分からない映像が流れていた。
現代アートは難しいと思った。

奥の方に行くと、デッカくて白い長方形の建物がある。
大きな窓があり、上にはシルバーの絵の具のチューブみたいな物が垂れ下がっている。
どうやらトイレらしい。
中も綺麗で、男子トイレからは大きな窓の外に青い空が広がり、開放感あふれる作りになってたよ。
相方曰く、女子トイレは磨りガラスになっていて、男子トイレの大きい窓からの光が入る様になっているらしいっす。
見たかったけど、コレばっかりはね。

続きまして、十和田市現代美術館に来てみたかった理由の一つである赤いアリ。
正式名称は、日本人の椿昇さん作の『アッタ・aTTA』と言うらしい。
これはカッコいい。
要は巨大な赤蟻なのだが、妙にメカニカルで男心が刺激される感じ。
この日は快晴で太陽も燦々と照っていたので、蟻の下の芝生に影がクッキリと写っていて、それもまたカッコ良かった。
ナイス。

屋外展示のラストは、花柄のおっきなお馬さん『フラワー・ホース』。
これは凄い。
カッコ良くて素敵。
間違いなくナンバーワン。
フラワー・ホースの後ろにある十和田市現代美術館の赤い水玉廊下も、作品にマッチしていて良い雰囲気だ。
一番沢山写真を撮ったよ。

Arts Towadaの屋外展示を見終わったので、いよいよ中に。
入場料は500円。
企画展示も見たい人は900円。
俺らは500円で通常展示だけを見たよ。
ちなみにロビーのカラフルな床も作品だったりします。

館内は撮影禁止なので説明はしないけど、俺が気に入ったのは『ロケーション(5)』『コーズ・アンド・エフェクト』『ザンプランド』かな。
で、吃驚したのは『スタンディング・ウーマン』。
気になる人は行って自分の目で確かめてくださいな。

十和田市現代美術館はそんなに大きい美術館では無いので、1時間もあれは余裕で見て回れる。
最後に美術館の売店兼カフェに行って、いろいろ物色。
面白いものが沢山売ってたけど、値段は高めだもんで見るだけで終了。
いや、欲しい物は沢山あったんだけどね、こういう物って欲しいの買ってたらキリないじゃん。
大人になりました。

ちなみに、お土産屋さんとカフェのある建物は巨大なキャンパスになっていて、黒一色で森らしき絵が描かれています。
この絵、嫌いじゃないです。
さらに、カフェの床も花の絵が描かれていて、これも作品だったりします。
狭いわりには色々と見所満載な美術館でした。

十和田市現代美術館を後にしたのが14時。
時間余り過ぎ。
美術館の側にある、セルフの讃岐うどん屋でうどんを食し、奥入瀬渓流に行くことにした。
国道102号をひた走り、途中にあった『道の駅奥入瀬』でスタンプを押しつつ、奥入瀬渓流に到着。

奥入瀬渓流に来たのは、中学生の遠足以来。
当時、川に架かる遊歩道を歩いた記憶があるのだが、ここって一箇所をガッツリ歩くんじゃなくて、川沿いがずっと遊歩道になってて、駐車場に車を停めて滝とか見ごたえがある所まで歩かなきゃ駄目なんだね。
つまり、駐車場から滝まで2kmあるなら往復4km歩かないとイケないわけさ。
流石にそれは無理。
ホントは駄目なんだろうけど、要所要所で車寄せみたいになってる道端に路駐して写真を撮ったよ。

奥入瀬を抵当に流して写真を撮った後は十和田湖へ。
乙女の像を撮ろうかと思ったが、駐車場が有料(420円)だったのでUターン(笑)。
発荷峠の展望台に上がり、快晴の青空に照らされた十和田湖を拝んだ。
ここに来るのも5年ぶりくらいかなぁ。
俺、最近何かと数年ぶりの事ばかりしてる(笑)。

これで、行きたい所は全部行った感じに。
後は帰るだけだが、どうせ帰るなら道の駅に寄ってスタンプを押そうかと言う事になり『道の駅かづの』を目指すことにした。
発荷峠展望だから樹海ラインへと入り、ずんずん南下。
道の駅は18時頃までしか開いていないため、頑張って走った。
無事、15分前に到着しスタンプ。

その後は282号線をひた走り、八幡平市にある『ロゼ』と言うレストランで晩御飯。
ここは、地元の後輩から安くて美味しいと言われていたレストランで、今度行ってみようかなぁと思ってた所。
俺はロースカツを、相方はクリームコロッケを注文。
結構早く出てきて、その際にオーナーさんと思われるオバちゃんが『ご飯大盛りにしときましたよ』と一言。
ひとめぼれを使っているらしく自信があるらしい。
アリガトウ♪

食す。
美味い。
ふむふむ、ご飯もカツもコロッケも、セットになっているナメコの味噌汁も全部美味い。
これで1,000円しないなんて大満足だ。
この道は、冬に安比を滑る時は毎回通る道だから、これから何度も通うことになると思う。
いや、本当に美味しかったよ。

と言う訳で、リア充な一日もこれにて終了。
とっても楽しい一日でした。

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コメントさんきゅ

おかぽん : 2010年08月27日 金曜日 19時52分

こんにちは~、リンクありがとうございます。
ここの美術館、雑誌なんかで見るよりよほど面白そうだし、なんかひとつひとつのオブジェがデカそうですね。けっこう見ごたえもありそう。もっと宣伝すればいいのに!
拝見してすごく行きたくなりましたよ。
毒々しいかぼちゃもさることながら(直島には同じ型の赤いバージョンもありますよ~)ファットカーも個人的にはかなりなインパクトなんですけど!

しかも奥入瀬と十和田湖をひっくるめて1日でまわってしまうとは・・・・
いつかの参考にさせていただきます(笑)

しゅん : 2010年08月27日 金曜日 22時06分

こんなブログも持ってたりします(笑)。

館内もナカナカ面白かったですよ。
写真撮れなかったのが残念なくらいのインパクトがあったものもありましたよ。
巨大なオバちゃんとか(笑)。

なんだかんだで十和田美術館は小さいので一日でぐるりと行けますよ。
ただ奥入瀬は流しになっちゃいますね。
散策するとなると何キロも歩かないといけないのでw

コメントどーぞ

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