お久しぶりです。
1月の盛岡は、当たり前のように真冬日を記録するなど北国らしい冬になっております。
そんな中、ちょっと我が目を疑う事があったので久々に記事を書いてみようかなと思います。
テーマは『真冬のオール電化の電気代』です。
オール電化と電気代について語る前に、我が家の事情を箇条書きで説明します。
- 6人家族(1人乳児)
- 両親と育休中の嫁と愛娘は1日中家に居る
- 家は軽量鉄骨の高気密住宅(ぶっちゃけ広い)
- オール電化(蓄熱暖房・エコキュート・IHクッキングヒーター)
- 灯油とガスの使用量はゼロ
こんな感じです。
使用している蓄熱暖房は、インターセントラルと言うメーカーのサンレッジと言う物で、
- ZX250 消費電力2.5kW : 2台
- AX300 消費電力3.0kw : 4台
- AX700 消費電力7.0kw : 1台
の3種類7台。
使用しているエコキュートは、
- 三菱 SRT-HPTK46W4(460L)
です。
夏場はエアコンも滅多に使わない為、電気代は高くても8千円くらいなもんで、6人家族の光熱費としては安く済んでる方だと思います。
が、しかし。
前記のようにガンガン冷える東北の冬場は、蓄熱暖房とエコキュートがフル稼働するので、とんでもない電気代が発生します。
2014年1月の電気代請求金額は、なんと!
6万5千円!
じぇじぇじぇ\(‘jj’)/
これを見た時はあまりの高額さに言葉を失いました。
だって、6万5千円ですよ。
いくらガスと灯油の代わりに電気を使ってるとは言え、ちょっと高すぎます。
そこで、何がどーなってこの金額になったのか、電気料金の明細を細かく調べてみました。
深夜電力契約について
まずは電灯契約です。
オール電化は深夜電力を利用し熱を溜めるので、深夜電力を割安で使える契約を結びます。
我が家が契約した東北電力の深夜電力契約は時間帯別電灯A(やりくりナイト8)で、23時~7時までの8時間が割安です。
時間帯別電灯Aは、昼間と深夜で電気料金が異なります。
さらに、昼間電力は使用料に応じて三段階に料金が設定されています。
時間帯と電力消費量による電気料金詳細は以下の通り。
- 深夜電力 : 10.62円
- 昼間電力90kwhまで : 21.08円
- 昼間電力90kwh~230kwhまで : 28.76円
- 昼間電力230kwh以上 : 33.24円
深夜電力10.62円に対し、昼間電力は使えば使うほど割り増しになっていく仕組みです。
最大では深夜電力の約3倍にもなります。
我が家は父が定年、母は主婦、嫁が育休と、深夜電力契約にも関わらず日中に大人が3人も家に居る状態なんです。
家に居ればテレビも見るし寒けりゃエアコンも使います。
その為、日中に主婦の母しか居なかった去年の同じ時期の昼間電力消費量は337kwhだったのに対し、今年は559kwhまで跳ね上がっています。
お金に換算すると、去年の昼間電力料金は約7千円で、今年は1万6千円です。
ここれだけで9千円もアップしてます。
これは痛い…。
燃料費調整額って知ってる?
電気代の値上がりには、利用者である俺らにはどうする事も出来ない理由もあります。
それが燃料費調整額です。
燃料費調整額とは、電力会社が火力燃料(原油・液化天然ガス・石炭)を調達するのに掛った金額を電気料金に反映させたものです。
原発運転停止の影響で燃料費調整額もかなり値上がりしています。
その値上がり額は、なんと!
去年:14銭 → 今年:1円14銭
なんと約8倍です!
こんなに値上がりした理由はとっても簡単です。
原子力発電所が全て停止した影響で火力発電に頼らざる負えなくなり、その燃料である原油・液化天然ガス・石炭を調達するのにお金が掛かるからです。
この1円14銭が、各家庭の使用電力量(kWh)に掛けられます。
我が家の1月分総電気消費量は4,500kwhだったので、1円値上がりと言っても金額に換算すると約5千円アップなので馬鹿なりません。
これも電気代が膨らんだ大きな要因となりました。
まとめ
我が家の電気代が高騰した理由をまとめると、
- 定年した親が1日中家に居て昼間電力を使用するようになった。
- 同居を始めた育休中の嫁と子供が昼間電力を使用するようになった。
- 燃料費調整額が約6倍になった。
って感じだと思います。
昼間電力の使用料が多くなった事が一番の原因ですが、これを節約するのは無理だと思う。
決して無駄遣いしてるわけじゃく必要に応じて使用してる電力だからね…。
俺一人だったらいくらでも節約出来るんだけど、極寒の真冬に爺婆&育児中の嫁と愛娘に節約させるのは難しいな…。
どーやって節約をしようかな…
原発停止について言いたい事はあるけれど、政治ネタになるのでお口にチャック。
それよりも現実的な問題として、更に寒くなる来月分の電気代をいかに節約するかだな。
一番手っ取り早いのが昼間電力の消費量を減らす事だけど、前記の通りそれは難しいです。
今、実際にやってるのは、
- 蓄熱暖房だけに頼らずエアコンも活用する
って事だけかな。
エアコンは電気代高そうだけど、最近のエアコンは効率が良くて一番経済的らしいよ。
ウチでは深夜電力の時間帯である朝6時から7時の間にタイマーでエアコン暖房を入れています。
朝方は軽く氷点下になるので、蓄熱暖房の負担が大きいです。
なので、深夜電力で単価が安い早朝の内にエアコンで部屋を暖めてあげれば蓄熱暖房の減りも緩和されるんじゃないかなとね。
単純比較出来ないので、それによってどんだけ節約が出来ているかは謎ですが…。
あとは、
- 家族が同じ時間帯に入浴する
って事も大事ですね。
エコキュートのお風呂は、温くなると深夜に沸かして溜めているお湯を自動的に足して暖める仕組みなので、お湯が温くなる前の短時間の内に全員が入浴しちゃうのが一番効率が良いんです。
お湯を沢山使っちゃうと、深夜にいっぱい沸かさなきゃいけないからね。
でも、これも各々のライフスタイルの違いがあるから難しいかな…。
と言う訳で、6万円を超える電気料金に激焦りし、初めて電気料金の明細を細かくチェックしましたが、こんなに細かく料金が設定されるとは思ってもいなかったです。
オール電化の家庭は明細を分析する事によって電気代の節約方法が見えてくるかもしれませんよ。
一度、じっくり調べてみた方が良いと思いますよ。
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