ある木曜日の夜、ベッドに横になってると嫁ちゃんから「足の裏にホクロが出来てるよ」と言われました。その足裏のホクロが上の写真です。
テレビなどで足の裏のホクロは悪性だとメラノーマ、要は皮膚ガンになると聞いた事があったので、週明け月曜日に速攻で岩手医大の皮フ科に行ってきました。
[ad#ad-big]なぜ、初診で医大に行ったのか
なぜ初診で個人病院の皮フ科ではなく、長時間待たされる医大に行ったかと言うと、小さい皮フ科に行ってもメラノーマであった場合は紹介状で医大に回されるだろうと思ったし、悪性の可能性があった場合は即切除してくれるんじゃないかなと思ったからです。
それにネットで調べた所によると、「ダーモスコピー」と言う専用カメラでホクロを見れば、悪性の特徴があるかどうかが直ぐに分かるが、皮フ科によっては置いていない所もあるとの事だったので、医大に行けば間違いないだろうと思ったんです。
ダーモスコピー検査の結果…
約3時間待たされ、いざ診察。足の裏にホクロが出来たと伝えると、記録写真を撮ってから「ダーモスコピーと言う専用のカメラで確認しますね」と言われました。願ったり叶ったりです。ダーモスコピーは、ジェルを患部に塗って光の乱反射を防いだ上で、特殊レンズでホクロを拡大して診察すると言う物です。その結果、
「悪性の特徴が出てますね」
と言われました。覚悟はしてましたが流石にショックでしたね。要は「癌」かもしれないよと言われた訳ですから。悪性の可能性があるホクロの特徴は以下のとおり。
- 形が左右非対称
- 境界線が不鮮明
- 色にムラがある
- 大きさが5mm以上
- 指紋の丘部分に色素が付いている
俺が引っかかったのは最後の「指紋の丘部分に色素が付いている」ってとこ。通常のホクロは、指紋の谷部分に沿って色が付いてるのですが、丘部分に色が付いてると悪性の疑いは強くなるとの事です。
と言う事で、先生から「取っちゃいましょう」と言われたので切除手術を受ける事を即決。診察の流れで即切除手術を受けました。
ホクロ除去手術
ホクロの除去は手術と言っても局部麻酔の簡易的な物です。ホクロの周りを目玉状にサインペンでマーキングし、その部分を切り取ります。俺の切除部分の大きさは米粒大でした。
マーキング後に足の裏に麻酔注射をしたのですが、この注射がメチャメチャ痛かった。最初チクっと針が刺さるんだけど、その後に奥まで押し込まれるのよ。それが痛いのなんの。注射する先生の他に「痛みに反射して足が動く人がいるので念の為に抑えますね」って看護師さんに足を押さえつけられたからね(笑)。
でも、痛いのはこの注射だけ。その後の切除と縫合は麻酔が効いていて全く痛くなかったです。
切除手術をしたのが12時頃で、麻酔が切れてズキズキしだしたのが20時頃でした。その時は痛み止めのロキソニンを飲みましたが、ズキズキ痛みを感じたのはその時だけでした。
切除部分の生体検査の結果
ホクロ除去手術から約2週間。10日に抜糸と生体検査の結果を聞きに行ってきましたが、幸い「良性」との事でした。聞いた瞬間、思わず体の奥底から「良かったぁ〜」と言う言葉が溢れ出ましたよ。
仮に悪性だったとしても、先生曰く「超初期」との事だったので転移はしていないだろうなとは思いつつも、はやり「癌」となると精神的になかなかキツイ物がありますからね。
正直、この2週間の間は相当ビビッてました(笑)。特に、前日から診察を待つ間の約12時間はドッキドキでいろんな事を考えちゃいましたよ。
ちなみに抜糸した足ですが、まだいつもの様に歩けません。患部の踵をつけて歩くと少々痛むので、左足だけ爪先で歩いている感じです。踵は全体重が掛かり傷口が開く怖さがあります。先生からも「後1週間はテーピングで保護した方が良いと思います。激しい運動は1ヶ月は控えて下さい」と言われました。
後輩たちと秋田駒ケ岳に行く予定だったんだけどなぁ。
健康に勝るもの無し!
この2週間でつくづく感じたのが、「健康に勝るもの無し!」って事ですね。体調を気にしない日常がいかに素晴らしい日々なのかを痛感できました。
メラノーマは癌の中でも転移が早く悪性の強い癌らしいです。治療も難しく、ステージが進むにつれて一気に生存率が低くなります。しかし、初期に見つけることが出来ればかなりの確率で完治するようです。
足裏の悪性のホクロは、最も簡単に発見出来る最も質の悪い病気だと思います。風呂入ってる時でも、寝る前でも良いんで、足の裏や日頃日光に当たらない所に見慣れぬホクロを発見したら、念の為に病院に行くことを強く進めます。
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