他の家はどうか知らんけど、我が家にはなかなかの枚数の写真がある。
俺は父方の初孫であり、母方は兄が二人居るが、唯一の女の子である母の長男なので、それはそれは可愛がられて育ったのだ。
その為、写真も沢山撮られててさ、腹黒くなる前のピュアな俺が映っている写真が腐る程あるのだ。
その数ある写真の中で、母が気に入って飾っていた写真が、長い年月で傷だらけになっていたらしく修復を依頼された。
そこにはうっすらとしか記憶の無い曾祖母さんとお祖父さんと子供の頃の俺が写っていた。
テーブルにケーキがあるから俺が3歳の誕生日の時の写真かな?
と言う事は、1981年にこの写真が撮られて今年でちょうど30年経つのか…。
二人とも俺が物心がハッキリ付く前に亡くなってしまったので貴重な写真なのだ。
修復ツールはPhotoshop。
スタンプツールや色調補正などを駆使し傷や日焼け跡を修復修復。
時にはブラシツールで書いたり、似た部分からコピペしたり。
そんなに大きな傷もなかったので結構すんなり修復できました。
完成品はコチラ。
この画像じゃ分かりづらいと思うけど、結構な数の傷を修復してるんですよ。
年月で色褪せた感じは補正せず、あえてそのままにしてみました。
その方が味があるかなぁと思ってね。
他の写真と一緒に写真屋さんに現像に出したので、曾祖母さんとお祖父さんはこれからも写真の中で生き続けると思います。
上の写真も俺が修復した母方のご先祖さまです。
ざっくり120年くらい前の1891年頃の写真かな。
裏に名前が書いてありましたが、おそらく左下の女の子が一番上の写真に写っている曾祖母さんだと思われます。
んで、その後ろにいるのが曾祖母さんのお父さん、つまり俺の玄祖父かな。
台湾で警察官やってただけあって貫禄があるよね。
この方達が居てくれて俺が居ます。
そして2011年現在。
30年前に、申し訳ないけどあまり記憶にない二人に囲まれてるチッコイ俺ですが、先日5月10日に結納なんかをしちゃってみました。
俺なんかには本当に勿体無いくらいしっかりした相方さんで、この子は俺なんかで良いのかなぁ〜なんて気持ちも正直ありますが、俺なりに全力で大切にして行こうと思っています。
残念ながら、俺にはもう祖母も祖父も居ないけど、両親が健在の内にお目出度い話を持って行く事が出来て良かったなと思ってます。
贅沢言うとお祖父さんとお祖母さんが生きてる内にこの姿を見せてあげたかったけどね。
お祖父さんが亡くなったのは、この写真を撮った数年後だったから、18歳で結婚してても無理だったな(笑)。
結婚してからが大変なんだろうけど、どんな困難にぶち当っても力を合わせて一所懸命頑張って幸せになりますよ。
ご先祖さま達は天国から暖かく見守っていて下さいね。
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