6月22日。岩手県紫波町にある東根山(あずまねさん)に登ってきました。標高は928.4mと姫神山より低いですが、登山ルートがジグザグなので往復で約3〜4時間程かかります。今年登った鞍掛山と姫神山よりも約1時間程長く登ることになります。
天気予報では午後から一気に崩れる可能性が高いとの事だったので、8時スタートの午前中勝負スケジュールです。
[ad#ad-big]登山口はラ・フランス温泉館
東根山の登山口はラ・フランス温泉館と言うスパ施設の隣にあります。その為、ラ・フランス温泉館では東根山の登山客をターゲットにした登山割なる物を設けています。入浴券を購入する際に、山頂から撮った写真を見せれば700円が500円に割引になるとの事です。
登山ルートは整備されています
東根山は登山しやすい人気の山なので登山ルートは綺麗に整備されています。下部は杉林に囲まれた緩やかな道になっていますが、その分眺望は全く楽しめずただただ歩くだけになります。
途中、平成25年の豪雨で発生した土石流で流された沢がありました。樹齢何十年は経っているであろう大きな杉の木が沢山薙ぎ倒されていました。自然の力は恐ろしいね。
しばらく歩くとロープ場が現れました。登る分にはロープが無くてもなんとかなりそうだけど、下りは滑って危なそうな感じです。まぁ、若干の注意は必要だけど、登山に来る人なら問題なく登れるレベルです。
さらに登ると視界が開けた場所が現れ、ようやっと景色を眺める事が出来ました。が、残念ながら若干ガスっていてボンヤリとしか景色を拝むことが出来ませんでした。
「一の平」を通過。山頂まで後2500mです。
近道?水飲み場?
途中、「近道→ 水飲み場←」と言う標識が出現。体力的に問題がなかったので水飲み場の方へ進んでみた。が、フキなどの植物が覆い茂っていて登山道がよく見えない。先に進んで良いんだか悪いんだか…。
とりあえず先に進むと、右に狭い分岐を発見。ピンクのリボンが結んであるからそっちが正規の登山道なんだろうけど、直進する道より遥かに細くて急な上り坂になっている。直進ルートの先から水が流れる音が聞こえたので、真っすぐ行くと水飲み場に行くのだろうけど、戻ってくるのが面倒くさかったので、右の狭いルートに行ってみることにした。
するとT字路に到達し、どっちに進むべきか迷ってしまった。何となくだが、その分岐を左に行くと山頂へのルート、右に行くとさっきの「近道→」と書いてあったルートに戻る様な感じがした。と言う訳で、完全にカンだが左に進むことにした。しばらく登ると「ニの平」と言う標識のある場所に出たのでルートはあってたみたいだね。
下山時に確認したら、やはりT字路を左に曲がると山を下りる形になって近道ルートの入口に戻ってました。この近道って言う表現が紛らわしいわな。正確に言うと「山頂→ 水飲み場←」だと思うんだ。それに水飲み場に行く途中にある正規ルートへの右分岐。これは分かりづらかった。木々が覆い茂っていてよく見えなかったもん。リボンが無かったら気づかずに通過してたかもしれない。まぁ、間違った所で遭難する様な山じゃないけど、ここはチョットだけ迷う危険ありだね。
蛇石展望台からの眺め
山頂まで800mの所で「蛇石展望台」と言う看板があった。看板の左側を見ると巨大な岩がある。どうやらその岩の上が展望台と言う事らしい。登ってみると木々の切れ間から紫波町の田園風景が見えた。
とてものどかで美しい光景だが、ガスが掛かっていてクリアな眺望は楽しめなかったのが残念。
最後の難関・七曲
段々としんどくなって来て山頂はまだかと思い始めた所で「七曲」と言う看板が出現。おそらく文字通り7回曲がるのだろうと思い曲がる度にカウントしていったが、ここに来て登山道がちょっと険しくなってきた。正直しんどかったぞ。
見晴らし展望地に到着
最後の難関・七曲を抜けると広場に到着。ここが東根山で一番見晴らしの良い展望地だ。
が、残念。
写真を見れば分かると思うけど、蛇石展望台の時よりもガスが濃くなり、かろうじて田園風景がうっすらと見える状態。むむむ、これは残念無念…。
紫波町内とは反対側を見るとちょっとだけガスが薄くて、南昌山などの山々を見る事が出来たが、天気が良いと見える岩手山や秋田駒ケ岳の姿は見る事が出来ませんでした。
実はここは山頂じゃないのだ
いかにも山頂っぽい雰囲気のある展望地ですが、ここは東根山の山頂じゃないんですよ。山頂は展望地の奥にある登山道をさらに進まなければいけません。
山頂への道は細い上に一箇所だけちょっとした崖を降りる場所があります。鬱蒼とした登山道で展望が全くないので歩いていて楽しくありません(笑)。
気付かずスルーしちゃいそうな東根山山頂
鬱蒼とした登山道をえっちら歩くとちょっとだけ開けた場所に到着。仲間と「…ココ?」みたいな雰囲気になったが、どうやら間違いなくココが山頂らしい(笑)。
山頂の広場にはポコっとした小山があり、その上に「東根山山頂」と言う看板と三角点がありました。登頂記念に三角点にタッチし、キットカットとコーヒーで乾杯。チョコが美味いよ。
山頂で疲れを癒しているとどんどんガスが濃くなってきて、全く景色が見えなくなった。ただでさえ景色を楽しめない山頂なのに、これではこれ以上ココにいても意味が無いのでソソクサと下山しました。
下山中にどんどん天気が良くなってきたんですけど…
山頂ではガスが濃くて景色が楽しめなかった訳だけど、下山中にどんどん天気が回復してきた。上空は青空。ガスも晴れたみたいだ。
登山道中腹にある視界が開けたところから外界を眺めてみたら、ガスが晴れて山頂からよりも綺麗な景色を拝むことが出来ました。むぅ…今じゃ無いだろ…。
ラ・フランス温泉館で汗を流す
下山後はラ・フランス温泉館の登山割で汗を流して疲れをとりました。大量の汗をかいた後の温泉は気持ちがいいねぇ。温泉から上がった後は、嫁さんのご機嫌取り用のお土産を購入し、ラ・フランスのソフトクリーム食べました。ラ・フランスのソフトクリームすっごい美味しかったよ。
帰宅する事になり、駐車場に向かったらあらビックリ。青空を背景に東根山が山頂部までハッキリと見えるじゃないか。畜生…天気予報大ハズレじゃないか…。
でもまぁ、その分気温も急上昇でジッとしていても汗が出てくる感じだったから、晴れてたら晴れてたでヘロヘロになっていただろうねと自分達を慰めといた(笑)。
東根山登山のGPS情報
auのRUN&WALKで計測したGPSデータです。往復で約3時間20分と言った所でしょうか。ちなみに山頂での休憩中は計測を停止していたので休憩時間は含まれてはいません。
東根山の登山道は木々に覆わてれいて景色を楽しみながら登る山ではありませんでした。おまけに登山道は曲がりくねっているので、標高の割に意外と時間が掛かります。その為、必要以上に疲労感を感じちゃったかな。でも、道中危険だなと思うような箇所はどこにもなかったので、子供でも安心して登れる山だと思います。
唯一、「近道→ 水飲み場←」の所が分かりにくいのが難点ですが、黙って「近道」を選択すれば全く問題ありません。
今回はガスっていて眺望を楽しめなかった訳だけど、リベンジする機会があるかなと思えば正直微妙な感じです(笑)。
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