今回の地震と津波の影響で電力不足になり、何かと悪者になりつつあるオール電化住宅ですが、去年新築したばかりの俺ん家もオール電化なのですよ。
なんでも、オール電化の普及で原発2台分の電力が余計にかかっているとか…。
電力不足だから電気代値上げね〜とか言ったらオッチャン怒るよ。
それはさておき、今回の震災で盛岡は大きな被害は無かったものの、約二日間停電となり、なにかと不自由な時間を過ごす事になりました。
近所の家はガスが通ってたし灯油もあったから、料理も出来たし反射式ストーブで暖も取れたみたいなんだけど、オール電化な我が家は、ガスも灯油も無いので結構困っちゃいました。
そこで、災害で電気が止まった時に、オール電化で良かった事と悪かった事をまとめてみました。
まずは、蓄熱暖房。
上の写真の左から、リビング、各部屋、廊下の蓄熱暖房になっています。
深夜電力を使い熱を溜めて温める仕組みなもんで、当然電気が無ければ熱を溜める事が出来ません。
しかし、前日に溜めた熱が残っていた為、約30時間停電してた内の20時間程は熱を放出し続ける事が出来た上に、気密性が高い家だったので、然程寒い思いはしませんでした。
むしろ、近所の家で反射式ストーブが無かった家では、停電後すぐに寒くなり、いろいろ着込んで暖を取ったそうです。
と言う訳で、蓄熱暖房は停電後丸一日は暖を取る事は出来ます。
が、深夜3時頃に熱を溜める為、その前の夜に停電になっちゃうと溜まってる熱が少なく、半日くらいしか持たなかったりする可能性もあります。
ちなみに我が家は、反射式ストーブはありましたが、灯油を買っていなかったため、近所の方から分けてもらったそうです。
続いてIHクッキングヒーター。
当然、停電時は無力と化します。
フリーザに立ち向かうヤムチャ以下です。
無です。
なので、ガスのカセットコンロは常備しておいた方が良いと思います。
いや、するべきです。
我が家は、ガスコンロはあったけど、カセットガスが二本しか無かったので、大事に大事に使ったそうです。
最低六本は欲しいかな。
最後にエコキュート。
エコキュートも深夜電力を使い、深夜にお湯を溜めます。
停電していても溜まっている分のお湯は使えます。
しかし、当然徐々に冷えてゆくので、復電する直前はかなり微温くなっていました。
ガスが使える家はお風呂にも入ったりシャワーを浴びたり出来たらしいですが、エコキュートではそこまでお湯が持ちません。
理由は、エコキュートは毎日使える湯量が決まっていて、それを超えると平常時は追焚が始まりますが、停電時には当然追焚が出来ないからお湯切れになってしまうからです。
なので、溜めたお湯が減っている夜に停電になると、新しくお湯を沸かすことが出来ず、完全にヤムチャ化します。
そんな感じで、オール電化は当然停電に弱いです。
カセットガスや反射式ストーブなどの備えが必須です。
でも、電気、ガス、灯油などのライフラインが停止した場合、もっとも早く復旧するのは電気です。
仙台市内に住む友達の家では、電気はとっくに普及したが、ガスはまだ通っていないそうです。
そう考えると、そんなに悪い物では無いのかなと言う気もします。
なにせ、電気さえ復活すれば100%家の機能が復活するのですから。
最後に、オール電化の家に限った話じゃないとは思うけど、災害時にあった方が良いなと思った物リスト。
・反射式ストーブ
・灯油(灯油缶に備蓄)
・ガスコンロ
・カセットガス(6本は欲しい)
・各種乾電池
・懐中電灯
・LEDランタン
・ロウソク
・ライターorマッチ
・カップラーメン
・お菓子(日持ちする非常食になる)
・ミネラルウォーター
・電池から携帯に充電できる奴
・防寒具(アウターだけじゃなくタイツなども)
こんな所でしょうか?
買えるなら早めに買っておいた方が良いですよ。
俺は落ち着いたら買い揃えようと思ったら、その前にまた大地震が来て停電になりましたので…。
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